第35章

水原遥と植田真弥は寝室に入った。水原遥はすぐに眠りたかったが、植田真弥が彼女の上に覆いかぶさってきた。

彼女は息を呑み、「……何してるの??」

植田真弥は淡々と口を開いた。「足が痺れたんだろう?マッサージしてやるよ」

水原遥は彼の大きな手を引き寄せ、「なんで足をマッサージするって言いながら、手が胸に触れようとするの?」

彼女はバカじゃない。今彼が何をしようとしているのかわかっていた。

植田真弥の呼吸が重くなり、水原遥の艶やかで赤みを帯びた唇を見つめ、次の瞬間、その唇に噛みついた。

「あっ!何するの!」

返ってきたのは、植田真弥が彼女の唇を吸う音だけだった。

彼女の体から衣服が...

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